これほんとかも!健康美容ブログ

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肌荒れには

私たちは日々老化している

昨日より今日、今日より明日…私たちは日々歳をとって老化しています。もちろんそれはお肌も同じ。肌細胞が若返ることはありません。そして、さまざまな肌荒れ症状が現れてきます。

肌荒れの原因の前に・・・そもそも肌荒れってナニからナニまで?
肌荒れ、とひとことで言っても、色々な症状や悩みがあるでしょう。

・カサつき
・毛穴の開き
・大人ニキビ
・吹き出物
・ベタつきやテカリ
・湿疹
・赤み
・ヒリつき


つまり、すべての肌に関するトラブルを「肌荒れ」と呼んでいると言えます。これらは年齢に関係なく現れますが、年とともにいろいろな機能が乱れ始めることで起こりやすくなります。


当たり前を侮るなかれ!肌荒れの共通の原因

肌荒れの症状は色々。そしてその原因もまたさまざまです。こういったことに心当たりはないでしょうか?


ホルモンバランスの乱れ

女性のカラダはホルモンに左右されることが多いもの。生理周期によってコンディションが変化し、特に生理前には肌荒れしてしまう人も多いのでは?これは「黄体ホルモン」の分泌が増えることで、皮脂の分泌が増え、肌も不安定になりがちだから。生理後から肌の調子は良くなりますが、次の生理前にはまた不調に…。

生理だけでなく、ダイエットや睡眠不足そして更年期の影響などでもホルモンバランスは崩れて、肌荒れを起こします。

〈出やすい症状〉
頰のニキビや吹き出物など


内臓の疲れや異常

胃腸や肝臓が疲れたり異常が起きると、驚くほど顕著に肌に現れます。胃腸の場合は消化や吸収機能が低下するので栄養がうまく取り込めず、肌も栄養不足に。腸内環境が悪くなると便秘になり、悪玉菌が増えていくので肌が荒れがちになります。

「沈黙の臓器」と言われる肝臓は、不調であっても症状が現れにくい臓器ですが、代謝・解毒・胆汁の生成と分泌の3つの役割を担うため、さまざまな肌トラブルを起こします。解毒されなかった有害物質が血液とともに全身に運ばれてしまったり、代謝が悪いため肌にまで栄養が行き渡らなくなります。


〈出やすい症状〉
胃腸の不調…頰やおでこ、口周りのニキビなど
肝臓の不調…かゆみや赤みなど

紫外線(日光)

日常の紫外線を浴びただけで肌トラブルが起きる場合、紫外線アレルギーの可能性も。光線過敏症ともいい、全身の皮膚や目にも赤みやかゆみなどが現れます。日光そのものに対してアレルギーが起きる場合と、日焼け止めの成分に紫外線が当たることで光毒性が現れたため起こるアレルギーの2種類が考えられるでしょう。

〈出やすい症状〉
赤みや腫れ、ヒリつく痛みなど


生活習慣の乱れ

睡眠不足、食事の回数や時間が日によってバラバラ、食事内容も栄養バランスが悪い…そういったいわゆる生活習慣の乱れは、すぐに肌荒れを起こしてしまいます。

寝不足が続くと自律神経のバランスが崩れ、緊張している時に働く「交感神経」が優位に。すると男性ホルモンが活性化されるため皮脂の分泌量が増えるほか、就寝中に分泌されるはずの成長ホルモンが不足してターンオーバーを乱します。

好きな時間に塩分や糖分そして油分いっぱいの食事をとっていると、皮脂分泌が増えるほかビタミンやミネラル不足になって肌の健康が保てません。またタバコも肌の酸化を進めます。

〈出やすい症状〉
乾燥やニキビ、毛穴の詰まり、ハリの低下やシミなど

5、外部からの刺激

顔を触る癖がある、頬杖をつく、冷たい風の吹く中を長時間歩く…こういった行為はお肌に負担を与えます。風邪をひいて何度も鼻をかんでいると赤くなって皮がむけたりしますね。これらの摩擦や寒暖差のような刺激も、皮膚にダメージを与えます。

〈出やすい症状〉
炎症やしわなど


間違ったスキンケア

「メイク汚れを落とすために、ゴシゴシ洗顔!」「よーく落ちるように、洗浄成分力がしっかりあるクレンジング剤をじっくり使う!」「お風呂上がりに化粧水をつけたら、叩き込むようにパッティング!」

これらは全部NGです。何度も洗顔したり強すぎる洗浄成分のアイテムを使ったりすると、肌にはとっても負担をかけていることに。肌に刺激となってしまい、キレイにしようとしていたはずなのに反対に肌トラブルを招いてしまうのです。

ピーリングのしすぎや叩いたりこすったりという刺激も、乾燥や湿疹が現れやすいNGケア。口コミに流されて自分の肌質に合わないアイテムを使うのも、お肌をいじめてしまいます。


〈出やすい症状〉
乾燥や赤み、湿疹、ひりつきなど


ストレス

仕事や家庭のストレス。精神的にも肉体的にもストレスにさらされることが多い私たち。ストレスが溜まっているときは「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。するとコラーゲンの生成が妨げられてしまい、お肌の調子が悪くなってしまいます。そして自律神経にも乱れが生じるので血行が悪くなって、肌細胞に栄養が行き届かなかったり。

一見ストレスのなさそうな昇進や新居への引越しなど、心は嬉しさいっぱいでもどこかで緊張していたり、環境の変化に体がついていかなかったりと負担になることもあります。


〈出やすい症状〉
ニキビや乾燥、湿疹など


乾燥

冷暖房や冬の冷たい乾いた空気。肌からはどんどん水分が奪われて乾いていきます。するとバリア機能が低下して、細菌やアレルゲンなどが侵入しやすくなるので、トラブルが起きがち。また角質が厚くなり毛穴が詰まりやすくなることからニキビができますし、ヒリついたりごわついたりすることもあります。


〈出やすい症状〉
乾燥によるカサつきやヒリつき、ごわつきなど



さまざまな肌荒れ。8つの原因に心当たりがあったのではないでしょうか。その原因となることにフォーカスした具体的な改善方法を見ていきましょう。

睡眠時間をたっぷりととる

睡眠は、美肌にとってなくてはならない存在。新しい肌へ生まれ変わるターンオーバや、疲れた体を癒して肌細胞の修復や再生が成長ホルモンによって行われるのも就寝中です。お肌のことを考えると、睡眠時間は6~7時間が理想的と言われています。忙しい暮らしの中でたっぷり眠るのは難しいかもしれませんが、なるべく早めにベッドに入る習慣をつけましょう。


夜寝る前の工夫

そして睡眠は時間の長さだけでなく、ぐっすり熟睡できる「質の良い睡眠」を取ることが大切。成長ホルモンは入眠して3~4時間後に多く分泌されます。この時間帯に深い眠りである「ノンレム睡眠」に入っていることが大切です。

質の良い睡眠をとるためには、副交感神経が優位になるよう就寝前からリラックスしておくこと。就寝2~3時間前にゆっくり入浴して体を温め、体温が少し下がり始めた頃にベッドに入ると寝つきが良くなります。

食事も寝る3時間ほど前に済ませておくと、消化活動が熟睡を邪魔しません。またスマホやパソコンなどはブルーライトの影響で入眠が妨げられるので、就寝1~2時間前には使用を終えておくといいでしょう。


寝るときの工夫

さらに、眠っている間の環境もチェック。音や光などの刺激があると脳が「まだ昼間」と勘違いしてしまいリラックスできないので、ぐっすり眠ることができません。カーテンを引いたりできるだけ部屋を暗くして眠りましょう。

また、よほど暑くて寝苦しい時を除いてエアコンをかけっぱなしで眠るのはNG。部屋の湿度が下がって乾燥してしまいます。タイマーを使って、夏であればぐっすり眠りに入る3時間程度、冬なら少し寒くなったくらいでは目は覚めにくいので30分から1時間程度に設定するといいですね。


いくつも肌荒れの原因をあげましたが、これらを一度に無くそうとするのは不可能。かえってストレスを溜めてしまうかもしれません。例えば、全くコーヒーを飲んではいけないわけではありません。何事も「過度」に行ったり口にしたりすることが問題。これらの原因や対策を頭の隅に置いておくだけで、少しずつ気をつけられるもの。

無理をせず、取り組みやすい対策から始めてみましょう。心身ともに健康であることこそが美肌へのカギなのですから!