これほんとかも!健康美容ブログ

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健康について考える 筋肉

皆さんは健康についてどのように考えてるでしょうか?

人生100年時代と言われる昨今ですが、何歳まで自立した生活を送ることができるか考えたことはあるでしょうか?

人は誰でも平等に年を取りますが、個々の健康度や身体の強さに関しては皆同じではありません。身体を動かす・使うことがいかに重要か、また同じ運動でもどのような運動が必要か見ていきたいと思います。


普段から身体を動かしていますか?

あらゆることに効率性や利便性が求められる現代社会では、労力をかけずに短時間で物事を実行すること(できること)が良いとされています。

ある意味当然なのかもしれませんが、世の中が便利になり、人が労力をかけずに済むようになればなるほど身体活動量は低下していきます。

首都圏やその他の都心部では公共の交通手段が発達し、駅やビル等では、どこに行ってもエスカレーターやエレベーターが設置されています。エスカレーターやエレベーターがあれば人間の心理として、階段を昇るよりも楽なエスカレーター、エレベーターを使うことは当たり前のことだと思います。

そう考えると、デスクワークが中心で、日ごろから運動習慣のない人は、毎日の生活の中で身体を使う時間がほとんどないことに気付くはずです。

身体を使うと言ってもせいぜい通勤の行き帰りに歩いたり、自転車をこいだりするぐらいではないでしょうか。

それならまだしも、車通勤をしている方等は、さらにエネルギーを消費する場面がないので、普通に3食を取っているだけでも、太っていきます。

その理由は、エネルギーを消費する場面がほとんどない上に、運動をしていないと加齢とともに筋量が減少し、基礎代謝量も共に落ちていくからです。

利便性を追求することは、社会の発展のために必要であり我々にとっても大変良いことなのですが、文明が進歩し、社会が発展すればするほど身体を動かす機会を喪失しているという点も頭の片隅に置いておかなければなりません。

運動嫌いの人の中には、「わざわざ身体を使ってまで、なぜ疲れることをしなければいけないのか」と思う人もいるかもしれませんが、運動が嫌いな人こそ、面倒臭がらずにまずはこまめに動くことが重要です。

例えば、時間に余裕があれば階段を利用する、電車内では座席が空いていても座らない等、工夫して身体を動かし、エネルギーを消費するところからはじめてみてはいかがでしょう。

日常生活での「筋力発揮」の場面を考える
さて、身体を動かすことの重要性については前述の通りですが、加齢とともに心肺持久力や、筋力が低下してきます。

特に心肺持久力に関しては、筋力よりも早く低下することが知られているので、日ごろから運動不足の人は、まずは軽いジョギングやウォーキング等、基礎体力をつけるところからはじめると良いと思います。
ただ、我々の日常生活には、心肺持久力だけでなく、筋力発揮が必要な場面が比較的多く存在しています。
もちろん、日常生活内のことですから、筋力発揮といっても若い人では全く問題にならない程度のものばかりです。

しかし、これが年齢を重ねていくにつれて、容易にできなくなるものが出てくるのです。

では、実際にどのような場面で筋力発揮が求められるのか、以下に簡単に一例を挙げてみました。

【日常で筋力発揮が求められるシーン】

ペットボトルのキャップを開ける時(主に握力や指の力を必要とする)

プルトップ付の缶詰のふたを引っ張りながら開ける時(主に前腕の筋力を必要とする)

ジャム等の瓶のふたを回して開ける時(主に握力や前腕の筋力を必要とする)

フライパン等を使用して調理をする時(主に握力や前腕の筋力を必要とする)

重いドアを押したり引いたりする時(主に三角筋、上腕・前腕、胸筋、背筋等を必要とする)

階段を昇り降りする時(主に大殿筋、大腿四頭筋大腿二頭筋、下腿三頭筋等を必要とする)

椅子から立ち上がる時(主に大腿四頭筋大腿二頭筋等を必要とする)

大きな箱等の荷物を床から持ち上げる時(全身の筋肉を必要とする)

頭上に荷物を持ち上げる時(主に三角筋僧帽筋、脊柱起立筋等を必要とする)

布団の上げ下ろしをする時(全身の筋肉を使用とする)

上記のような動作は日常生活の中のほんの一部分に過ぎませんが、様々なシーンで上半身や下半身をはじめとした全身の筋肉を使用していることが分かると思います。
つまり、日常生活の中には、本人の好き嫌いに関係なく筋力発揮を求められる場面が多くあり、このような筋力発揮に関する機能は、ウォーキング等の有酸素運動では改善することができないため筋トレが必要になってきます。